こんにちは。
名古屋駅前にて貸し会議室「名駅セミナーオフィス」を運営しております中嶋です。
年内にはコロナも終息、というか、いろいろな利権がはがれて、
うやむやのうちにおわっていくのかな、とおもいながら。
そうなったら、いよいよ本格的に動い来ると思いますが、
うーん、年内はまだ厳しい状況が続くのでしょうか。
さて、リモートワークが推奨され、
オフィスのありか方が見直されている中、今後どうなっていくのか。
オフィスの在り方、というよりは、結局は、リモートにすることによるメリットがあるかないか、という話だけに思います。
そしてそれが、これまで準備や思考を続けてきたものが、
このコロナというのをきっかけにどれだけ実動できたのか、ということになるとおもいます。
結局は、準備をしてきたところだけが動けることだと思いますが。
補助金もでるとなったかなりラッキーな部分もあります。
で、そういった企業の事例が日経新聞に紹介されていました。
シェアオフィスを本社に
ゼネラルパートナーズ、賃料半減 DeNAなど続々移転、在宅定着が契機
要約すると。
障害者の就職を支援するゼネラルパートナーズは、
リモートワークが進んだことにより、
いままで100席あったオフィスを、10席のオフィスにしてしまい、
他、2つのシェアオフィスをかりることで全国の拠点を統括できるようにすると。
それにより費用が半減したと。
コロナ禍により自宅勤務を9割にしたことで、
「広さを考えるだけでなく、働き方の変化に対応する必要がある」との考えによるものだそうです。
記事を見ると、仕方なしに、という感じに書いてありますが、
そもそも、なんの準備もなしに、在宅勤務を9割、にはできません。
あとは、業種によるところも多いと思います。
営業やサービスで、そもそも外にいなきゃいけない業態であれば、
個人の机がなくってもなとでもなると思います。
事務処理など、機材や資料置き場や席がないといけない業務もありますので
そういった業務に就く人がおおい職場なら、簡単に在宅にはできないでしょう。
機械設計なんかはそういった部類になるかもしれませんね。
かなり高性能なパソコンが必要ですので、
ノートパソコンで自宅で作業、とは、ちょっといかないでしょう。
プログラム系は、その点自宅でやれるでしょうし、
個人でやってる方は、コロナ前からリモートと同様な環境でしょうね。
あとは、ネットワークのセキュリティの部分が一番おおきなハードルになるかもしれません。
機密の高いものだと、ちょっとどうなんだろう。
日本は先進国でも驚くほどセキュリティが甘いといわれていますから。
クラウド上のサーバーにログインして使うようなものだと
それほど大きなデータは置けないと思いますし。
5Gが普及したら、サーバー上のデータを直接いじれるのかな?
端末に落とす必要がなければ、データ容量は関係なくなるとおもいますが。
そのあたり、畑違いで、ちょっとわかりません。
通信容量が上がれば、端末のハードはなくなってくのかな。
話はそれましたが。
いずれにしても、
実はリモートで済む、なんて人たちは、今の技術で移行できるでしょう。
もともと直行直帰なんてやってる人たちにも、当然席なんて必要ないでしょう。
要は、会社としてやるかやらないか、だけの話だと思います。
やったときのコストパフォーマンスを、総合して、どっちがいいのか、と。
コストカットの部分で一番大きいのは不動産の維持費でしょう。
ただ、レンタルオフィスって、当然割高になってくるので、そうとうな席数削減が必要です。
今回の例だと、100人を10人の固定事務所に、後は2つのレンタルオフィス、です。
レンタルオフィスについてはそのグレードも、規模も席数も契約内容もいろいろなので何ともですが。
今回のゼネラルパートナーズの業務自体は、
障がい者の転職サポートということで、基本的には現場は他社企業であって、
事務所でやるのは面談くらい?
障がい者ということは、面談も依頼者側の施設なり自宅近辺なり、と考えられます。
自社で大きな事務所を構えり意味は、正直ないですし、
人的接触での業務が主ですので、
「設備」というのもの必要ないでしょう。
連絡用だったり、業務管理用の端末があればOK。
多分、タブレットで済みそうです。
こういったところであれば、リモートも十分可能です。
注意点としては
一方、共用部に他社の社員が出入りするため、機密性の高い情報の管理には注意が必要だ。自治体相手の仕事が多いトラストバンク(東京・渋谷)では書類などを保管する目的で「自社のセキュリティー基準を満たす専用部屋をシェアオフィス内に契約した」(親会社チェンジの福留大士社長)という。
加えて企業ロゴの設置や改装に制限があり、会社独自の雰囲気作りや帰属意識の醸成は難しい。ゼネラルパートナーズは社員同士の交流を生むために「オフ会」やサークル作りを検討している。
当然、人材を扱うんで、個人情報は相当深いものになるので、ここは注意が必要ですよね。
あとは、やっぱり自社事務所ではないので、会社にあった建物、内装、というのは必要になてくると思いますが、そのあたりは箱を選ぶしかないでしょう。
これも、なんとかなるでしょう。
そして一番の懸念点。
社員同士の交流。
いらない!
と言ってしまえばそれまでですが。
人材の入れ替わりが激しい昨今ですが、
定着率がいい会社というのは、だいたい社内コミュニケーションがうまくいっているところ、
それに対していろいろと気を使っているところ、
というのが相場です。
現場にいって、ノルマこなして、時にはうまくいかなくて、
といったときに、だれが近くにいるのか、っていうのは、
大きいんだろうな、と思います。
同僚いるじゃん?
うーん、普段会いもしない同僚と、そんな悩み相談しますかね。
社員研修でちょっとあったくらいの先輩に、話せますかね。
たまーに面談する程度の上司に、どこまで本音が言えるでしょうか。
最大の懸念点は、これだともいます。
人として。
リモート飲み会が、ちょっとしたブームで終わったのをみると、どうでしょう?
このコロナ禍で宴会するなっていってるのに、
啓発している公務員が軒並みやっちゃうのは、
教師がやったうのは、なぜでしょう。
組織だから、上の指示でしかたなく、ではないでしょうね。
初めはコストが削減できてよかった!
となりますが、その後の成約率や効率の部分で、どうなるのか、楽しみですね!
大企業でこの形態が定着するのか。
まだまだ大企業、組織のシェアオフィス化は導入期だともいます。
なので、大企業が運営するべきで、そこで定着して成長期に入るのかどうか。
その時は、また客層も変わってきます。
まずは、我々零細企業は、その動向をチェック、ということですね。
ウィーワークは、コロナ前にソフトバンクともめたのを最後に、失敗してますが、
コロナの影響で、風向き変わりますかね。
動向に注目です。